保健評価サービスの項目内容

ベクセルは、「がん登録解析」「健診結果分析」「生活習慣アンケート分析」「医療費分析」「介護費分析」について、20年以上業務を行なっている高度専門家集団です。この間、糖尿病などの生活習慣病の予防効果を評価するための有効な特許(累積変化率の計算方法)を有しました。

また、平成17年4月に日本内科学会から「メタボリック・シンドローム」の基準発表に基づき、同関連指標による集団全体の健康度、保健指導事業の効果評価および、それらの集団全体への寄与度を推定する適切な指標・方法を開発し、いくつかの事業者で実証しました。いままで20年以上にわたり、蓄積してきたこれらの「ノウハウ」に基づき、「標準的な健診・保健指導プログラム」に関連した、各種の保健評価サービスを提供いたします。

保健評価サービスの詳細

死亡率、生活習慣アンケート分析、医療費分析など、次の各項目について個別に評価を行ないます。下記の標準内容を超える場合も別途対応いたします。

各保健評価サービスの標準内容
a) 死亡率分析
・標準化死亡比分析
過去3年間の原因別死亡率および死亡率の変化(8位まで)、最新1年の標準化死亡率および標準化死亡率の変化(8疾病)
b) 医療費分析 過去3年間の医療費の変化、医療費の高い疾病名、医療費の伸びの大きい疾病名
c) 介護費分析 過去3年間の介護費の伸び、要介護度別の介護費、介護度の進行状況、重介護度の関連の深い生活習慣病
d) 健診結果分析 過去3年間のメタボリック・シンドローム関連指標等による全体、および各種特性集団の健康度の変化分析
e) 保健指導効果評価 過去3年間のメタボリック・シンドローム関連指標等による指導効果分析および全体への寄与度評価
f) 健診結果による
保健指導対象者の階層化
全体の健康度改善に寄与する対象者の選定、過去1年間の健診結果から同プログラムで示されている対象者の階層化(人数、リスト等)
g) 生活習慣アンケート 1調査あたりの生活習慣分析、ストレス、肥満に影響の大きい因子の明確化(オッズ比、保有率、改善期待度)
h) その他 上記「暫定版」で示された以外の各種評価サービス

上記の個別的保健評価サービスの各項目から4つ以上を組み合わせた総合的な評価を行ないます。標準内容を超える場合も別途付加できます。
例:「根拠に基づいた健康づくり計画の作成」等

個別的保健評価サービスの各項目から4つ以上を組み合わせ、「標準的な健診・保健指導プログラム」の改定に伴う最新の評価基準を含めて分析評価を行ないます。複数年(標準は3年間)の継続契約することも可能です。

「標準的な健診・保健指導プログラム」の分析・評価サイクル

「標準的な健診・保健指導プログラム」の分析・評価サイクルは下記のようになり、一貫してかつ継続的(毎年)行なわれるものです。保健評価について医療保険者はこのサイクルを毎年実施する責任を担うことになります。

全体の現状分析 ⇒ 健康課題の抽出 ⇒ 保健指導計画の作成 ⇒ 健診の実施
⇒ 保健指導対象者の階層化 ⇒ 保健指導事業の計画・実施 ⇒ 保健指導の評価
⇒ 全体の健康度の変化分析