がん登録解析システム

がん登録解析システム
ベクセルの「がん登録解析システム」は、医療情報の取扱いノウハウと、多数の実績に基づき開発された医療用統計ソフトウェアです。
臨床データの登録と臨床で最もよく使われる統計解析が直結していますので、日常の臨床データの整理はもちろん、複雑な検索やデータ解析が自然にかつ容易に実現できます。

がん登録解析システムの機能紹介

■ データベース機能

最大500項目、30,000症例まで登録できます。
項目には、文字、数字、選択肢、画像の型が設定できます。
画像データ(内視鏡画像やX線画像など)が臨床所見と同様に登録され、閲覧できます。年齢や肥満度など、自動計算の項目も設定できます。登録したデータをテキストデータとして書き出し、他の表計算ソフトなどに利用することもできます。
※既存データの登録作業についても,ご相談ください。

■高度な検索・集計・データ閲覧機能

年令、性別、検査値など項目を複合した高度な検索機能
検索したデータはファイルに登録でき、検索ファイル間の論理和、論理積もできます。
検索で絞り込んだデータを母集団にして、任意の項目による一次元集計、二次元集計ができます。検索ファイルや項目を自由に選択して、データを表示できます。

■あらゆる母集団から統計解析が可能

検索機能で絞り込んだ任意の対象群を母集団として、統計解析ができます。平均値の差の検定、順位和検定は、対応なし・対応ありが選択できます
・基本統計量
・相関と回帰(分布図)
・平均値の差の検定(t検定)
・Wilcoxon順位和検定
・独立性の検定(カイ2乗検定)

■生存率の計算・検定(生命保険数理法・KaplanMeier法)

生存率の計算は、生命保険数理法およびKaplanMeier法が選択できます。生存率の検定方法は、次のものが選択できます。
・Z検定
・Mantel-Haenszel検定
・ログランク検定
・一般化Wilcoxon検定
・Cox-Mantel検定

※期間の単位(年、月、日)、再発率・健存率などハザード選択、センサー扱いの有無などを設定できます。