維持型保健指導と改善型保健指導は車の両輪

特定健診・特定保健指導の5年後の目標達成に向け初年度から実施計画に沿って計画が実施されることなり、4月までに発表された実施計画の内容を見ると全て対象者が年々増える傾向で作成されております。これは年々特定保健指導事業量および事業費が増加することになり、保険者にとっては負担増になり、参酌目標(メタボリック該当者及び予備群の10%減少)の達成困難の原因になるとともに、支援対象者が増加することによる費用の負担増は避けられない状況が迫ってくるのではないかと考えられます。

この将来的負担増の軽減のためには病気予防の観点からも「維持型保健指導」を実施することで要支援者そのものの増加傾向を減らせると考えております。 「維持型保健指導」とは、情報提供者に保健指導を行うことで、それも情報提供者全員にではなく、重点対象者をデータ分析結果から抽出して指導を行い、現状を維持してもらうよう指導をすることで支援対象者への移行減少とリバンド抑制につながり、支援対象者数を少ない増加にとどめることが目的になります。 情報提供からの支援対象者への移行が少なくなれば、年々支援数は大きく増加することにはならず、支援対象者そのものの抑制および支援費用の軽減につながることになります。

維持型保健指導を実施するにあたっては、お手持ちの情報を有効に活用することであり、分析結果の情報から傾向等を把握し、実践に生かせるように手当てをすることが要求されます。  ベクセルでは、お手持ちの情報を有効活用するコンサルティングから、データを取り込むことでお客様が使用できる「特定健診シミュレーションシステム」を提供かつサポートをしておりますので、お気軽にご連絡、ご相談ください。